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詳報宮城県登米市で死者、476校が休校 福島・宮城で震度6強:朝日新聞デジタル 清冠一號

May 9, 2022
福島県 沖を震源とする最大震度6強を観測した地震から一夜明けた17日、福島、宮城の両県のほか、東日本各地で被害が明らかになりました。地震による被害や、暮らしへの影響、現地の様子をタイムラインで速報します。 警察庁 は、17日午前に人的被害関連情報として発表していた死者4人のうち、 宮城県 塩釜市 の1人は地震に起因するものではなかったと発表した。ほかの3人のうち宮城県 登米市 の1人は地震によって亡くなったとし、ほか2人は確認中としている。 文部科学省 は、福島県沖を震源とする地震を受け、17日午後2時時点の学校関係の被害状況を発表した。 山形大学 で、学生1人が研究室から避難する際に打撲を負った。11都県の国・公・私立344校で、外壁のひび割れや天井材の一部が落下するなどの被害が出た。岩手、宮城、山形、福島の4県で少なくとも476校が休校したほか、6県で15校が短縮授業を実施した。 全日本空輸 は、羽田―仙台を結ぶ臨時便を18~24日に運航すると発表した。脱線した 東北新幹線 に代わる移動手段を確保するためで、17日も運航した。 日本航空 も18日に臨時便を出す。 ANAは羽田―仙台間で18日に3往復6便、19日以降は4往復8便を飛ばす。羽田―秋田間の一部の定期便は、通常より定員の多い大型の機体で運航する。 アサヒビール 福島工場は地震直後から製造をストップし、影響を確認している。設備や従業員に大きな被害はないが、倉庫の一部で商品が散乱し、保管場所を十分に確保できないおそれがあるという。「スーパードライ」などを東北エリアに出荷していた。17日の出荷分は、地震の影響がなかった商品で対応する。18日以降の対応については未定だという。広報担当者は「今後の供給への影響を確認している」と話した。 「黒ラベル」や「ヱビス」をつくる サッポロビール 仙台工場でも設備の一部が壊れ、製造をとめた。 電子部品 大手の村田製作所は、宮城県と福島県にある4工場で操業を止めている。そのうち宮城県登米市の工場では地震発生直後に建屋内で火災が起きた。17日午前2時ごろに鎮火を確認した。けが人はいないという。出火原因や設備への影響を調べている。この工場では、 スマートフォン や自動車などに使われる「チップインダクタ」という電子部品を生産している。 重工大手IHIは、航空エンジン部品などをつくる相馬事業所で停電が続き、操業を停止していると明らかにした。17日は従業員の出勤を取りやめているという。生産設備に被害があるかどうかは確認中で、操業再開の時期は未定としている。 日立製作所 は、子会社の自動車部品メーカー「日立アステモ」と関連会社について、被害状況を確かめるため宮城県と福島県にある全7工場を止めた。車のブレーキやサスペンションなどをつくっていた。 日立アステモは日立製作所と ホンダ の傘下の自動車部品メーカー4社が 経営統合 し、昨年1月に発足した。 半導体大手 ルネサスエレクトロニクス は、那珂工場や高崎工場の操業を地震発生直後から停止していると明らかにした。一時は停電したが、その後復旧した。クリーンルーム内が安全かどうかや、製造装置や製品に被害が出ていないか、17日朝から確かめている。 米沢工場では従業員1人が打撲の軽傷を負った。同工場でも地震直後に操業を止めたが、17日朝までに一部工程で生産を再開しているという。 那珂工場は同社の主力工場で、自動車向け半導体などをつくっている。2011年の 東日本大震災 では生産設備の損傷が大きく、操業再開に約3カ月かかった。昨年2月に起きた福島県沖を震源とする最大震度6強の地震でも操業停止し、全面復旧に約1週間かかった。 岸信夫 防衛相 は午前11時すぎの会見で、 福島県知事 から給水支援要請を受理したことを明らかにした。県内2カ所で給水支援を行うため 陸上自衛隊 第44 普通科連隊 などの隊員が現場へ向かっているという。 防衛省 は、自衛隊の航空機や車両を活用して、被害状況の確認に努めているとしている。 松野博一 官房長 官は17日午前の記者会見で、全国の地震の被害状況を発表した。 福島第一原発 、同第二原発、 女川原発 について「現時点でプラントのデータに異常はないと報告を受けている」と述べた。 松野氏によると災害との関連を調査中の死者は4人、負傷者は107人。宮城、福島、 埼玉 の各県で11件の火災が発生したが、すべて鎮火したという。 東北電力 管内で約3万件が停電中だが、17日中に大半が解消の見込みという。 東京電力 管内の停電は既に解消した。岩手、宮城、福島、埼玉で約4300戸が断水中だという。福島県知事から給水支援に関する災害派遣要請があり、自衛隊の部隊を早急に派遣する方針を明らかにした。 政府は17日未明に宮城、福島両県の全市町村に 災害救助法 の適用を決定した。松野氏は「今後1週間程度、特に地震発生から2、3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くある。引き続き高い緊張感をもって対応に万全を期していく」と述べた。 東北地方のコンビニで店舗の休業が相次いでいる。セブン―イレブンでは従業員が出勤できなくなるなどし、宮城、福島両県の計約80店が休業している。 ファミリーマート は約60店、 ローソン も約40店が停電の影響などで休業している。いずれも建物の倒壊や人的被害はなく、順次営業を再開する予定という。 福島県伊達市の 阿武隈川 にかかる伊達橋は地震の揺れにより隆起し、数十センチの段差ができたため通行止めに。午前10時半ごろ、近隣住民が規制線が張られた橋の入り口付近に集まって様子を眺めていた。 福島県の土木事務所の担当者は「当面は通れず、復旧に何年かかかるかもしれない」と話した。県によると、県内では他に三つの橋が通行止めになった。 伊達橋の近くに住む女性は「東日本大震災でも持ちこたえたのに」と驚いた様子。実家と行き来するのに橋をよく通るといい、「通勤や買い物で使う人も多い。早く復旧してほしい」と話した。 公明党 の 山口那津男 代表は17日の党会合で、地震災害の対策本部を設置すると明らかにした。支援活動の態勢などを検討する。 山口氏は「まだ被害の実態が十分には明らかにされていないが、刻々と人的、物的被害の状況が明らかになりつつある」と指摘。家屋や新幹線などの被害にも触れ「復旧にかなりの時間を要する可能性がある。我が党のネットワークを生かしてしっかり取り組んでいく」と述べた。 最大震度6強を観測した福島県国見町の国登録有形文化財「旧小坂村産業組合石蔵」では17日午前10時半ごろ、壁面の壁が崩れていたことが判明。管理するJAふくしま未来の職員は「昨年2月の福島県沖地震でも石積みの一部が崩れ、数カ月前に修復工事を終えたばかりだった。今回の地震でまた別の部分が崩れた」と肩を落とした。 福島県国見町の公立藤田 総合病院 では、地震の影響で220トンをためる貯水タンクが壊れ、17日午前も漏水が続いた。 宍戸喜幸事務長によると、修繕のために業者が県外から向かっているが、高速道路の通行止めなどで時間がかかっているという。水道の供給が続いているため、病院で使う水に今のところ影響はないとしている。ただ、水道管の損傷箇所の復旧工事のため一時断水になる予定といい、「水が大量に必要な透析治療もあるので、それまでになんとかタンクを直したい」と話した。 11年前の東日本大震災や昨年2月の地震でも断水の影響などで、水の確保に苦労した。「今後は井戸水の導入を進めたい」と取材に答えた。 同院では昨夜、地震でけがをした患者13人を受け入れた。入院病棟は免震構造のため、大きな被害はなかったという。 福島県 南相馬 市鹿島区は、地震による停電と水道管の破損で、全3720世帯で断水が続いている。相馬地方広域水道企業団は17日午前6時半から、避難所となった鹿島 生涯学習 センターで給水車などによる給水をしている。午前10時20分ごろには、ポリタンクをいくつも持った住民100人以上が、水を求めて長い列をつくった。 同市鹿島区の冨沢美佐江さんは、家族3人分のほか、同じ敷地内に住む母親用に、約1時間30分、行列に並び、企業団職員から約10個のポリタンクに水を詰めてもらった。 16日深夜の地震は、11年前の東日本大震災に匹敵するほどの揺れだったという。直後に停電し、朝になって室内の本や食器が散乱しているのが判明。外に出ると、家の屋根瓦がほとんど落ち、庭には地割れができていた。水道も出なかった。 「11年前と同じくらいの恐怖を感じた。こんなことがいつまで続くんでしょう。もう嫌だ」と声を落とした。 台湾の蔡英文総統は自身のツイッターに日本語で、「東北地方を中心に、日本がまた大きな地震に襲われたと聞き心を痛めています。被害が最低限にとどまるように祈っています」と投稿した。 蔡氏はまた、「台湾はいつも日本の皆さんと一緒です。支援が必要であればいつでも言ってください」とも記している。投稿は約1時間で3千回近くリツイートされている。 16日深夜の地震の影響で、 仙台市青葉区 の仙台城跡にある銅製の「伊達政宗公騎馬像」が傷つき、傾いたことがわかった。午前10時5分ごろ、騎馬像は馬の左前脚首と右後脚首の部分にひびが入り、政宗公からみて右側に傾いていた。修復のため仙台市が応急作業を始めている。 騎馬像は台座を含めた高さが9メートル。宮城県出身の 彫刻家 ・小室達の作で、1935年に初代が造られた。戦時中に金属供出で姿を消したが、64年、同じ形で復元された。仙台市民のシンボルともいわれる。2011年の東日本大震災の時は無事だった。 東京発仙台行きの東北新幹線「やまびこ223号」が高架上で脱線した宮城県 白石市 の現場では、17日午前も新幹線が停車したまま。 高架下 ではヘルメットをした作業員が行き来していた。 自転車を止めて現場に目をやっていた白石市の会社員、木原富夫さんは勤務する工場が操業できずに休みになったという。 木原さんは「ニュースで家の近くで新幹線が脱線したと知り驚いた。乗っていた人はこわかったと思う」と話した。 警察庁は、17日午前8時半現在の人的被害関連情報として、福島県と宮城県での死者が計4人になったと発表した。現在、情報の詳細を確認中という。 警察庁が把握している情報によると、福島県相馬市で、玄関先で倒れている人を近隣住民が発見した事例があった。宮城県登米市では、地震発生直後に人前で 心停止 になり亡くなった人がいた。同県七ケ浜町では、発生後に避難準備をしていた人が自宅で倒れた。同県塩釜市では、発生後に家族が様子を見にいったところ、布団から出た状態で倒れている人がいたという。 警察は現在、ヘリコプターで情報収集活動をしている。山崩れの情報もあるが、詳細は不明という。 各地の 都市ガス の被害状況をとりまとめている日本ガス協会によると、17日午前9時現在、首都圏や被災地域では、ガスの供給停止に及ぶような被害の情報はなく、供給は続けられているという。 被災地では、各家庭に届けるガス管やガスの製造設備の一部で被害の情報があるが、供給停止に及ぶような被害ではないという。 福島市鎌田の「岩瀬書店」鎌田店では午前9時ごろ、店員らが出勤して片付けにあたっていた。 店内は、本棚から落ちた本で床が埋め尽くされ、天井が落ちて 断熱材 がむき出しに。昨年2月の地震でも本が散乱したが、天井の被害はなかったという。 店長の佐藤敏祐さんは「営業中でお客さんがいたら危なかった。夜中に地震が起きたことは不幸中の幸い」。復旧のため当面の間は休業するという。 福島市宮町の福島 稲荷神社 では、地震の揺れで境内の高さ5メートル前後の灯籠二つのうち、一つが倒れた。昨年2月の福島県沖地震でも倒れたため、昨年秋に直したばかりだという。宮司の丹治正博さんは「ようやく片付いたと思った矢先の地震でショックだ。ただ、夜中の地震でお参りの方がいなかったのが幸い」と話した。 岸田文雄 首相は17日午前の参院 予算委員会 で、地震に関する同日午前8時時点の人的被害の状況について、「災害との関連を調査中の死者4人、負傷者97人と報告を受けており、心よりお悔やみ、お見舞いを申し上げる」と述べた。東北新幹線の脱線によるけが人はないという。 首相は停電についての状況も説明した。東京電力管内では最大約208万戸の停電が発生したが、すべて解消。東北電力管内では約3万8500戸で停電しているという。 首相は「今後1週間程度、特に地震発生から2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあることから、政府としては引き続き高い緊張感を持って対応に万全を期していきたいと考えている」と述べた。 全日本空輸は、羽田―仙台、羽田―福島間で17日に臨時便計10便を運航すると発表した。脱線による東北新幹線の運転見合わせを受け、乗客の移動手段を確保するために臨時便を設けることにした。 日本航空も17日に羽田―山形間で臨時便を1往復2便、羽田―仙台間で2往復4便飛ばすことを決めた。 福島県国見町では、2階建ての民家が隣接する駐車場側に倒壊し、屋根が車に覆いかぶさっていた。 所有する奥山昭男さんによると、民家は東日本大震災以降は空き家になっていた。昨夜の地震の時、奥山さんは町内にある今住む家におり、強い揺れにあわてて家具を押さえたという。揺れの後、心配になって様子を見に来たら崩れていたという。奥山さんは「昨日の揺れは震災の時と同じくらいで立っていられないほど強かった。3月11日からなんぼもなっていないのにびっくりした」と話していた。 震度6強を観測した福島市のJR福島駅は17日朝、東北線などの運休などに伴い、入り口を閉鎖していた。構内は水浸しで、入り口前の地面のブロックが一部隆起していた。時折、駅員に運行状況を尋ねる通勤客の姿が見られた。 仙台市の 通信会社 に勤める金沢紗綾加さんは「新幹線は難しくても在来線でも動けばと思ってきたが、難しそう。高速バスも無理なので、お客様との打ち合わせはリモートに変更するしかなさそうです」。通信設備の復旧作業もあるため、在来線が動けば遅い時間でも出社する予定だという。 福島県 白河市 の実家は昨夜の地震で2階の壁や窓が壊れて「半壊状態」に。90代の祖父と両親、弟は車内で過ごしたという。「11年前の東日本大震災でひびが入って、そこに大きな揺れがきた。昨日は毛布で寒さをしのいだようですが、心配です」 福島駅周辺では、ブロック塀が倒れた建物があったほか、 デパート が入っていたビルで壁が大きく崩落した。コンクリートやガラスが散乱した周囲の道は警察官が規制していた。 通勤途中、この現場の様子を携帯電話のカメラで撮影していた会社員女性は「震災から11年経っても、また大きな地震はいつでも起こりうるということ。怖いです」と話した。 JR東日本 は17日、東北新幹線那須塩原―盛岡間の運転を始発から見合わせた。同日朝、 東京駅 の東北新幹線の改札周辺では駅員が運行状況の説明に追われていた。都内に出張中の仙台市の会社員は駅員から「飛行機の方が早い」との説明を受けた。「まさかこんなことになるとは。チケットがあるか調べ、早く仙台に戻りたい」と話した。 福島県教育委員会によると、17日は全ての県立高校、県立中学校、 特別支援学校 が臨時休業する。特別支援学校のうち6校では卒業式が予定されていたが、延期された。 また、宮城県教育委員会によると、分校と分教室を含めて26校ある特別支援学校のうち、17校で臨時休業。うち2校で予定されていた卒業式は延期された。県立高校49校、県立中学校1校も臨時休業する。 NTTドコモ によると、福島県福島市、伊達市、 二本松市 、南相馬市の一部地域で携帯電話のサービスが利用できなくなっている。地震による設備の故障や停電が原因で、復旧に向けて作業を進めるという。 ソフトバンクも、宮城県白石市、村田町、川崎町と福島県相馬市、南相馬市でサービスが利用しづらい状況になっている。 伊達政宗が建てた仙台市青葉区の仙台城跡では、石垣や石灯ろうの一部が崩落しているのが見つかった。地震の影響とみられる。 石垣が崩れた場所では、幅約10メートルにわたって石や土砂が道路をふさぎ、その近くでは、高さ4メートルほどの石灯ろうの上半分が崩れ落ちていた。 石垣は東日本大震災でも数カ所が壊れ、2012年から3年かけて復旧工事が行われた。 総務省 消防庁の17日午前6時半現在のまとめによると、震度6強を記録した宮城県登米市と福島県相馬市で計2人が死亡した。登米市の男性については、地震との関係を調査中という。 このほか岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木の7県で92人がけがをした。うち4人が重傷、49人が軽傷という。 最大震度5弱を観測した茨城県によると、地震の影響で 常陸大宮市 の90代女性が自宅で転倒し、左半身にけがをして救急搬送された。 石岡市 の50代女性はパニック発作を起こして軽いけがを負ったという。 JR東日本水戸支社によると、常磐線は取手―勝田間で速度を落として運転しているため、最大70分程度の遅れが生じている。特急「ひたち」と「ときわ」は、 東京都 内と 福島県いわき市 、仙台方面を結ぶ上下10本が運休したり運転区間を短縮したりすることにしている。 水郡線は線路の安全確認のため、午前6時半現在で水戸―安積永盛間の全線で運転を見合わせている。水戸線は始発から通常通り運行している。 宮城県白石市の高架上で脱線、停止していた東京発仙台行きの東北新幹線「やまびこ223号」の乗客を乗せたバスが17日午前6時過ぎ、JR仙台駅東口前のバスロータリーに到着した。降りてきた乗客は疲れた様子だった。 京都府 南丹市 の会社員中川陽平さんは出張で仙台に向かっていた。昨晩の地震では、 スマホ の 緊急地震速報 が鳴ると同時に新幹線が緊急停止。その後5秒ほどで揺れ始めたという。揺れで座席の上の棚に置いていたスーツケースが落ち、通路を挟んで反対側の座席にぶつかったという。 中川さんは「車両ごと倒れそうなぐらい、縦にも横にも揺れがひどかった。ひじかけをつかんでいないと投げ出されてしまいそうで、『もう終わりかもしれない』と思った」と話す。 車両は脱線し、進行方向に向かって右側に傾いていた。車内には20人ほどの乗客がおり、余震に備えて床に座り込んでいた人もいたという。 宮城県塩釜市の大学生山田真実さんは、舞台を見に東京を訪れ、日帰りで帰る予定だった。 「横に大きく揺れて怖かった。すぐ停電になって、非常灯しかついていないのも心細かった」と話す。 地震 宮城 死者 前後に座った人と「大丈夫ですか」と声をかけ合いながら過ごし、自宅の母に「無事です」と LINE した。 車内では乗務員から配られた銀色の防寒シートとカイロで暖を取り一晩過ごした。バスに乗れたのは午前4時半ごろだったという。 山田さんは「不運でしたね。電車かタクシーで帰ります」と疲れた様子で話し、バス停をあとにした。 福島県沖の地震で、震度6強を観測した宮城県登米市内に住む70代の男性が地震の発生直後に亡くなった。市消防本部によると、「自宅で地震の揺れにびっくりして卒倒した」という通報を受けて病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。市は地震との関連を含め詳しい状況を調べる。 福島県沖を震源とする最大震度6強の地震から一夜明けた17日、首都圏のJR在来線は一部で遅れが出ているものの、おおむね平常通り始発から運転を始めた。私鉄も通常通りに始発から運行している。 JR東日本によると、 山手線 や 中央線 、 総武線 などは平常通りに運行しているという。一方で、地震の影響により、始発から「10~15分程度」の遅れが見込まれているのは、横須賀線、 東海道線 、常磐線快速、常磐線。 宮城県、福島県で最大震度6強を観測した地震で、 気象庁 は17日午前5時、両県に発表されていた津波注意報を解除した。ただ今後半日程度は海面変動が続く可能性が高いとして、海での作業などには十分注意が必要としている。 地震は16日午後11時36分ごろに発生。同庁では3分後の午後11時39分、宮城、福島両県に津波注意報を発表した。17日午前3時半ごろまでに、宮城県 石巻市 30センチ▽仙台市20センチ▽福島県相馬市20センチ――などの津波を観測していた。 福島県沖を震源とする地震の影響で、首都圏で起きた大規模な停電は17日午前5時現在、ほぼすべての地域で解消された。一方、最大震度6強を観測した福島県や宮城県では計約5万軒で停電が続いている。 東京電力パワーグリットによると、発生直後の16日午後11時50分時点では、首都圏で計約209万軒の停電が起きた。東京都では約70万軒の停電が起きたが、一夜明けて解消している。 揺れが大きかった東北地方では停電が続く。東北電力ネットワークによると、17日午前5時20分現在、福島県では計3万2700軒で停電が続き、このうち震度6強だった相馬市は約2万1200軒が停電している。宮城県内でも約1万4100軒で停電中という。 福島県沖を震源とする地震の影響で、福島県相馬市によると、市内の60代男性が亡くなった。被災時の状況などを確認中だという。 東京電力によると、火災報知機が作動した福島第一原発の事務本館と5号機タービン建屋2階では、火災が発生していないことを確認した。報知機の誤作動の可能性があるという。 宮城、福島県で最大震度6強を観測した地震では、両県で津波注意報が発表されている。気象庁は17日午前1時35分から緊急の記者会見を開き、地震火山技術・調査課の中村雅基課長は「津波注意報が解除されるまでは海岸に近づかないでください」と呼びかけた。 震源は福島県沖の深さ60キロで、2011年の東日本大震災の余震域内。陸側の北米プレートの下へ沈み込む海側の太平洋プレート内部で発生した地震とみられるという。 中村課長は「地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意を。特に今後2、3日程度は、規模の大きな地震が発生することがよくある」と述べた。 東京電力パワーグリットのホームページによると、関東地方の停電は17日午前1時29分時点で、50万9380軒となっている。 都県別では、東京都約20万軒、 千葉県 約11万軒、 神奈川県 約9万軒、 山梨県 約7万6千軒などとなっている。16日午後11時59分時点では、約209万軒の停電が発生していた。 東京電力によると、 廃炉 作業中の福島第一原発では、16日午後11時36分に廃炉作業ロボットの遠隔操作室などがある旧事務本館で、17日午前0時5分に5号機タービン建屋2階で、それぞれ火災報知機が作動した。これを受けて東電は地元の消防に通報、現場の状況を確認しているという。 米地質調査所は16日、日本の東北南部で起きた地震について、米国西海岸への「津波の危険はない」との見解を示した。USGSは、特段の行動を取る必要はないとしながらも、沿岸部では海の状況に注意するよう呼びかけた。2011年の東日本大震災の際には米西海岸にも津波が到達し、カリフォルニア州の港などが損害を受けた。 福島県沿岸部の浪江町では、各地で停電や漏水が発生した。信号が倒壊したとの情報もあり、職員が被害状況の把握や避難者への対応に追われた。午前1時現在、人的被害の情報はないという。 町役場によると、地震発生後、町内各地で停電が発生。役場本庁舎も午前1時現在、停電が続いており、非常用電源を使っている。 町内3カ所に避難所を開設し、住民が避難してきているが、避難所も停電しており、非常用電源を使用している。町職員が水や食料、毛布を届けつつあるという。 地震後に出勤した町職員によると、役場周辺でも電気が消えた建物が多く、出勤途中に漏水の発生を確認した同僚もいるという。 宮城県栗原市の消防本部によると、17日午前1時の時点で市内の10代~90代の男女4人がけがを負い、救急搬送された。このうち10代男性は落下物で頭を負傷し、70代男性と80代女性は足を切り、90代女性のけがの状況は不明という。 JR東日本によると、17日午前1時すぎ現在、福島駅―白石蔵王駅間で、東京発仙台行きの東北新幹線の一部の車両が脱線しているという。高架上の車両内にいる乗客96人と乗務員にけがはないという。現場は、白石蔵王駅から南に約2キロの付近だという。 福島県楢葉町も、町内の「ならはスカイアリーナ」に避難所を開設し、17日午前1時現在、約20人が避難しているという。 相馬地方広域消防本部によると、飯舘村草野大房木で火災が発生している。地震との関連は不明。このほか、地震直後から通報が相次いでいる。 福島県国見町役場によると、17日午前0時55分現在で、開設した避難所の「観月台文化センター」に19人が避難している。職員は「2回目の横揺れが長く、大きかった。役場内は書類が散乱しているが、けが人はおらず、建物の破損などの被害は出ていない」と話している。 JR東日本によると、17日午前0時50分現在、山手線など在来線の一部の列車で運転を再開している。同社東京支社管内では、駅間停車や脱線などのトラブルは確認されていないという。担当者は「順次再開できれば、始発に大きな影響は出ないのではないか」と話した。 福島県相馬市、南相馬市、新地町、飯舘村を管轄する相馬地方広域消防本部によると17日午前0時半現在、けがをしたとの119番通報が複数あった。搬送した1人は重傷とみられるという。通報が多数に上るため、軽傷者は搬送せず、自力で病院に行ってもらっているという。 飯舘村で建物火災、南相馬市小高区で電線火災があり、いずれも鎮圧か鎮火済みという。 福島県広野町によると、17日午前0時45分現在、けが人などの被害の情報は寄せられていないという。町内3カ所に避難所を開設し、約60人が避難しているという。地震発生直後から町内の 防災無線 を通じて、沿岸の住民に避難を呼びかけているという。 福島県相馬市で旅館を営む鈴木雅俊さんは、「東日本大震災の時よりも揺れははるかに大きかった」と話す。11年前は津波で旅館が被災したが、地震自体は「コップが落ちたぐらい」だったという。「今回は家の中はぐちゃぐちゃ。窓は枠から外れ、ガラスも散乱していた」 すぐさま母親と自宅兼旅館を出て、高台の親戚宅へ避難。道中には、建物の瓦などの落下物や道路の地割れが見えたという。周囲は停電しているといい、「暗くて何もわからない」と話した。 福島県の双葉地方広域市町村圏組合消防本部によると、17日午前0時半現在、双葉町や浪江町などから、被害や救急通報は寄せられていないという。 福島県相馬市地域防災対策室の担当者は、詳しい被害状況は確認中で「まだ何もわかっていない状況」という。市役所も停電し、非常電源を使用しているという。市長らが参加する幹部会議を開き、対応を検討している。 地震当時、自宅にいた職員は「揺れはひどく、物も落ちた。横揺れが1分くらい続き、立っていられない状況だった」とした。 福島県二本松市の70代男性は自宅で就寝中だった。「東日本大震災の時は日中だったが、今回は寝ていたので真っ暗で怖かった」 自宅の 食器棚 から中身が飛び出した。床はガラスや陶器類が散乱しているという。男性は「1回目は10秒ほど揺れたが、たいしたことないと思っていた。次に2回目が30秒ほど揺れて、大きかった。仏壇から遺影が落ちた。1分ほど停電したがすぐに復旧した」と話した。家族は無事だという。 震度6弱の地震が発生した福島市によると地震発生直後、「窓が割れた」「慌てて逃げる際に転んだ」「屋根瓦が割れた」などと、市民から消防に多数の通報が寄せられている。一部地域で停電も発生しているという。ただ重傷者の報告は今のところなく、火災は起きていない。市は、落ち着いて安全確保するよう市民に呼びかけている。 市危機管理室の職員によると、最初の揺れが30秒ほどあり、おさまった数十秒後、再び大きな横揺れがあったという。市は避難所の開設を進めている。 震度6強を記録した宮城県蔵王町の担当者によると、町内は停電や断水のほか、道路に段差が生じるなどの報告が入っているが、家屋の被害やけが人の情報は17日午前0時半時点ではないという。「大きな横揺れが2度あった」と話し、庁舎内は棚が倒れ、書類が散乱したという。 17日午前0時半時点での福島県への取材によると、白河市のビジネスホテルでは、エレベーター内に2人が閉じ込められているという。 東横イン新白河駅前店の女性支配人は「大きく2回揺れた。東日本大震災を思い出した。今回はとにかく揺れが長かった印象がある。立っているのが怖いくらいの揺れで、何かにつかまっていないといけないくらい。それと、あのときは昼間だったが、今回は夜。夜の地震はやっぱり怖いです」。 「停電は起きていないが、ホテルのエレベーターが止まっている。立体駐車場も止まっています。部屋数は196室あって、今夜は満室になっている。現場作業の人が宿泊客に多いので、車の利用者がほとんどです。朝までに復旧しないと困る」 「いま、ホテル全体の被害状況を確認中です。宿泊客の数人が、階段でロビーに下りてきています。不安もあると思うので、朝まですごすかもしれませんので、毛布の貸し出しをしているところです」 福島県新地町総務課によると、目に見えての被害はないが、町内全域で停電中で、津波注意報による避難指示を出した。午前0時ごろ避難所4カ所を開設。被害状況は収集しているところで、消防から搬送情報はない。 福島県浪江町の女性職員は16日午後11時半ごろ、車の運転中に携帯電話の緊急地震速報が鳴り、路肩に車をとめた。ほぼ同時に大きな揺れを感じたという。「横揺れが激しかった」とふり返る。町内で停電や漏水が起きているという情報が寄せられており、職員30人以上が役場で状況を確認中という。 千葉県浦安市役所のホームページの17日午前0時21分時点の発表によると、地震の影響で、市内各地で停電、断水が発生しているという。 17日午前0時20分ごろ、仕事のために宮城県石巻市内の旧 北上川 に近い旅館に宿泊していた、仙台市 宮城野区 の会社員男性は、旅館のスタッフに連れられて近くの日和山に避難した。11年前の東日本大震災の時も、石巻市内でトラックを運転中だったという。「それ以来の大きな揺れに感じた」 「震災の時は最初、津波は50センチほどと言われていた。だから、今回も津波は1メートルと放送されていたが、すぐに身支度をして避難した」と話した。 福島県 郡山市 の消防本部によると、17日午前0時ごろ、田村市常葉町常葉で工場火災が発生し、消防車が出動しているという。火災によるけが人は、今のところいないという。地震が起きた後に119番通報があったというが、地震と関連があるかは不明という。 震度6強を観測した福島県国見町役場の担当者は「揺れは1~2分くらい。強い揺れが来て、収まったかなと思ったら立て続けに強い横揺れを感じた」。町内の被害状況は確認中といい、庁舎内については「書類が机から落ち、1メートル以上の高さの棚も倒れるなどして、足の踏み場がない状態」と話した。 福島県二本松市に住む佐藤敬子さんは「2回目の揺れがガタガタガタとものすごくて、さすがにびっくりした。足もとのストーブを蹴飛ばして止めて、庭に逃げた。11年前を思いだした」と話す。沿岸部の相馬市に住む娘に電話して無事を確認したが、娘の近所は停電していたという。 東北電力によると、17日午前0時15分時点で、 岩手県 内では一関市花泉町の200戸で停電が発生しているという。 ファミリーマート福島駅西口店の30代の男性店長は「2回揺れた。最初が横揺れで、2回目が縦揺れだった。東日本大震災も経験しているが、その時には比べて揺れは小さかった。店頭の商品は落ちなかったが、バックヤードにあったビール缶が散乱し、缶が破れてしまった物があった。お客さんも数人いましたが、すぐに外に出てもらった。外の様子を見ても、落ちているようだった。うちの店は停電していないが、道路を見ると、止まっている信号があるので、停電が起きているみたいです」。 東京ガス公式ツイッターによる17日午前0時12分の投稿によると、地震による同社のガス製造供給設備に異常はなく、ガスの供給を継続しているという。ガス漏れでガス臭い場合は専用電話への通報を呼びかけている。 警視庁によると、17日午前0時10分現在、東京都内の複数の場所で停電が起き、エレベーターでの複数の閉じ込め事案が発生したとの情報があるという。 福島県相馬市役所の男性は、「役所だけ電気がついていて、役所周辺は電気がついていない状態」と語った。役所内は、書類が散乱している状態という。 福島県楢葉町役場の担当者は「地震の揺れは1分くらい続いた。庁舎内では書類が机から落ちていた以外に影響はなさそうだが、被害の全体についてはまだ分かっていない」と話した。 JR仙台駅前では17日午前0時過ぎ、スーツ姿の男性や若者ら50人ほどが、ベンチに座って電話をしていた。揺れがあった時は駅近くのカラオケにいたという宮城県石巻市の専門学校生、下山綾香さんは「すごく揺れて、机の上のグラスが倒れて飲み物がこぼれた。家に帰ろうと思って駅に来たが、すぐに駅員に『外に出てください』と言われた」という。「電車も動かないし、帰れないな」と戸惑っている様子だった。 宮城県 気仙沼市 の高台にある気仙沼市民会館では、揺れの直後から続々と車で避難する人たちが集まってきた。 17日午前0時5分ごろ、自宅から母と兄の3人で避難してきた女性は、入り口の長椅子で母を抱きかかえ、うずくまっていた。 「2度目の揺れがあまりに大きかったので、着の身着のままで逃げてきた。トンガの時は逃げなかったが、今度の揺れは体感的に『これはまずい』とわかった」 17日午前0時ごろ、仙台市宮城野区榴ケ岡のマンション10階付近から出火していると119番通報があった。仙台市消防局によると、けが人の有無は不明。 現場では午前1時ごろ、火災報知機の非常ベルが鳴り響き、消防車が3台ほど止まっていた。10階の窓から煙が立ち上り、両隣の部屋のベランダがすすで黒くなっていた。 管理会社の男性によると、火災は地震直後に発生。マンションは学生向けの10階建てで、10階付近から出火したという。 火元とみられる部屋の二つ隣の部屋に住んでいるという大学生の木藤優弥さんは「2回目の揺れの10分ほど後に、外から『火事だ』という怒鳴り声が聞こえた。廊下に出たら煙が充満していて、外の 非常階段 を使って下りた」と話す。マンションの外に出ると、5分も経たないうちに屋上まで火柱が上がっていたといい、「自分の部屋に燃え移らないか怖くて心配」と話した。 福島県いわき市危機管理課の職員によると、17日午前0時現在、市内で大きな被害の報告は入っていないという。職員によると、大きな横揺れがあり棚から物が落ちるなどした。「深夜の地震発生で被害が見えない。まだ状況が把握できていないが、目に見える被害は今のところない」と話した。 JR東日本によると、福島県沖の地震を受けて、17日午前0時時点で、山手線や中央線など関東の広い範囲で列車の運転を見合わせている。 東京電力パワーグリッドのサイトによると、17日午前0時現在、管内全域の停電軒数は約209万8340軒。各県の停電件数は次の通り。 茨城県 約22万4430軒▽ 栃木県  約12万1300軒▽群馬県 約8万0580軒▽ 埼玉県  約29万8060軒▽千葉県 約22万2140軒▽東京都 約69万9740軒▽神奈川県 約30万6680軒▽山梨県 約11万8520軒▽ 静岡県  約2万6900軒 日本原子力発電 によると、運転停止中の東海第二原発は、現時点では地震による異常は確認されていないという。 福島県庁職員の男性は、自宅のある仙台市で大きな揺れを感じた。つかまらないと立っていられなかったといい、テレビが倒れないように押さえたという。の東日本大震災は経験していないが、「今までにない強い揺れだった」と語った。 東北電力によると、17日午前0時時点で、女川原発の設備の被害状況を確認中だという。 岩手県の遠野市消防本部によると、17日午前0時ごろ、市内の87歳男性が避難しようとして屋外に出たところ転倒し、けがをしたと、家族から119番通報があったという。 東北電力ネットワークは16日午後11時55分現在で、東北6県と 新潟県 で計約15万4800戸が停電していると発表した。福島県で約9万9200戸、宮城県で約4万6千戸、 青森県 で約9100戸、新潟県で約300戸、岩手県で約200戸が停電している。 宮城県女川町の防災担当者は取材に対し、「現在、情報を収集しているところで、対応できない」と話した。 福島県の浪江消防署の担当者は「棚の物が落ちる程度の揺れがあった後から停電が続いている。まだ情報を収集しているところ」と話した。 宮城県山元町の職員は、「書類が崩れている。建物は無事。避難の指示を出さないといけないのでもう切ります」と言い、慌ただしく電話を切った。 福島県新地町の総務課職員によると、町役場は、非常用電源が作動して、部屋の明かりがついている状態という。ただ、町内のほぼ全域が停電している状態。津波に警戒するため、海に近い町内4地区に避難指示が発動され、避難所も開設されたという。 東北電力ネットワークのサイトによると、管内では16日午後11時45分現在、約14万9400戸が停電している。各県の停電戸数は以下の通り。 福島県 約9万9200戸▽宮城県 約4万0600戸▽青森県 約9100戸▽新潟県 約300戸▽岩手県 約200戸▽ 秋田県  0戸▽山形県 0戸 JR東日本によると、16日午後11時36分、東北・上越・北陸の各新幹線は運転を見合わせた。運転再開の見込みはたっていない。けが人は確認中だという。 ※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。 朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。 台泥儲能ptt

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